2022年1月8日(土)の朝日新聞、「いわせてもらお」のコーナーにこんな記事が載っていましたので、ご紹介します。
◎思いを伝えに
4歳の孫が時々、「幼稚園に行きたくない」と登園をしぶる。そこでママ(私の娘)は妙案を思いついた。「じゃあ、『行きたくない』って、先生に言いに行こう!」と言って、幼稚園にうまいこと連れて行く。行ってしまえば、帰りたがることもないという。我が娘ながら、あっぱれだ。(東京都北区・ガンバレ、うちの孫!・69歳)
あっぱれですね!子どもが「行きたくない」と言っていることに対して、「そんなこと言ったらだめよ」と否定的になってしまいそうなところを、「言っていいよ、先生にね!」と肯定しているのです。正に妙案ですね。素晴らしい。
そもそも、ちゃんと育っているお子さんは、大抵、登園時の親元から離れる瞬間には、大なり小なり不安定になるものなのです。なぜなら、お子さんと親御さんの愛着が、それだけ深いからです。だから、その深い愛着から離れる時、一抹の不安を覚えるのです。(逆に言うと、愛着が浅いお子さんは、親元から離れる瞬間、不安にならないのではと考えられます。それこそ心配です)
「行ってしまえば、帰りたがることもない」、この見通しを持てることが素敵です。「不安なのは離れるその瞬間だけで、それを過ぎれば帰りたがることはない」と、あたたかく信じておられます。「今は見えないけれど、できないけれど、あなたなら大丈夫!信じているから...。」この広く優しい心が、お子さんのやる気と思いやりを育むことでしょう。
さくらそう保育園でも、お子さま一人ひとりが立ち止まっている時、「今は見えないけれど、できないけれど、あなたなら大丈夫!信じているから...。」という心で向き合っていけたらいいなと願っています。
(コロナ禍、川口市から登園自粛のお願いが出されました。なにとぞ、ご自愛のほどを...。)
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