2021年11月1日月曜日

2021/11/01(月) ことばが増えて楽しいです

 日中は過ごしやすくなってきた代わりに、朝夕は寒さを感じるこの頃です。お子さまたちの言葉に耳を傾けていると、楽しい毎日です。

 一例をあげますね。先ずは1階の1歳クラスのEちゃん、大好きな「とまとさん」の絵本を読んでもらい、満足して絵本を閉じた瞬間に、ニコニコしながら「おんまい!」可愛い幼児語ですね。Eちゃんは、他にも「かーとーし」(カブトムシ)、「こーた」(くわがた)...。これが、一週間経つと「くわったー」(くわがた)に変わっていました。日々、変化しているようです。


 一方、1歳クラスのKちゃんは、「がんもーし つめた」(だんごむし みつけた)。これは、その場に居合わせないと、訳すことは不可能だと思います。とにかく、こんな表現に出会うと、思わずニヤリと笑ってしまいますね。

 2階さんは、2歳クラスのMちゃん、「Mちゃんねえ、プリキュアのカレーがほしいの」。どうやら、お友だちが持っているプリキュアのカレーの空箱が欲しくなったようです。私が、「ママとパパに言って、買ってもらったらどうかな」と提案しますと、「ぱぱとまま、さいきん、おこるんだよね」。小さなMちゃんが、真顔で「最近」という単語を使っている、それも正しい使い方で...。どこで覚えたのかは分かりませんが、そのギャップに大笑いでした。

 3階さんは、4歳クラスのYちゃんです。保育園見学のお母さんが、赤ちゃん連れで見学をしていますと、ニコニコ寄ってきながら赤ちゃんを見て、「かわいいねえ、なまえなんていうの?」。お母さんが我が子の名を告げると、「おとこのこ(おんなのこ)のなまえだね。」。そして、赤ちゃんの顔を見ながら、再度「かわいいねえ」。その言葉を聞いたお母さんは、Yちゃんに対して、思わず「ありがとう」と感謝の意を表すのでした。

 同じく、4歳クラスのS君です。保育園見学のお母さんに対して、新聞チラシをチケットのように切り取ったものを入場券に見立てて、「どうぞ、こちらをおもちください」と言って券を渡しました。続いて、「おかえりのときは、こちらのけんを、○○のところにおもちください」と言って深々とお辞儀をしたのです。その振る舞いは、紳士そのものでした。


 YちゃんやS君の言動によって、見学という緊張した場面が、一転して和やかな空気に代わったのは言うまでもありません。お二人さんは、最高の営業マン、優秀な人材です。将来は、ぜひ我社に就職してください。

 お子さまの言葉に耳を傾ける喜びが、保育園の中にあります。